ミャンマーを訪れる方へ

これからミャンマーを訪れる方、また今後ミャンマーへのご旅行をお考えの方へ、弊社からいくつかの注意点をご連絡申し上げます。ミャンマーは概ね治安のよい国ですが、ここに記しましたことを心に留めていただき、より安全で快適なご旅行の一助となれば幸いです。

査証の取得

ミャンマーへのご入国にあたっては、査証(ビザ)の取得が必須となります。
(※2018年10月1日より2019年9月30日まで、日本国籍と韓国国籍の方は観光目的の入国の場合、観光ビザが免除となり、30日内の滞在が可能です。)
日本国内での査証申請については、在東京ミャンマー連邦共和国大使館までお願いいたします。査証の取得要件は変更になる場合がございますので、事前に下記ホームページやお問い合わせ等でご確認いただきますようお願いいたします。また、査証の種類によって、必要な書類等が異なりますので、ご注意ください。
現地では、事前申請の上、到着時に査証を取得できるアライバル・ビザがスタートしています。ただし、申請には1か月ほど期間を要しますので、ご希望の方は十分余裕をもってご連絡をいただきますようお願い申し上げます。

 

在東京ミャンマー連邦共和国大使館 http://www.myanmar-embassy-tokyo.net

現地でのお支払い方法について

ミャンマーへご旅行の際は、米ドルの現金をご準備ください。外国人の場合、観光地の入場料やホテルの宿泊料はドル払いとなります。ホテルやヤンゴン市内の土産物店では米ドルがそのままお使いいただけます。ミャンマー国内では、日本円から米ドルへの両替はできませんので、必ずご出発の前に米ドルへの両替をお済ませになるようお願いいたします。なお、弊社へのお支払いも米ドルの現金にて申し受けいたしております。ミャンマー国内では、汚れや折り目のある米ドルは、受け取りを拒否される場合がありますので、必ず新しい紙幣をご準備いただきますようご理解願います。現在、ミャンマー国内でクレジットカードがご利用いただける店舗は増えてきておりますが、ご利用いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。

ミャンマーの現地通貨として、チャット(Kyat, Ks)が流通しています。商店でのちょっとしたお買い物や地方へお出かけの際は、米ドルではお支払いいただけません。米ドルからチャットへの両替が可能です。再両替の場合は、非常にレートが悪くなりますので、できるだけ使い切っていただくことをお勧めします。

治安に関して

軍事政権時代のイメージから、ミャンマーの治安について不安に思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、昔からミャンマーは、治安のよい国として知られています。その背景として、仏教徒が人口の多数を占め、人心が良く、穏やかな国民性によるところが大きいと思われます。凶悪犯罪の発生は少ないのですが、やはりスリやひったくり、置き引きなどには注意が必要です。人が混雑する店内や交通機関をご利用の際は、貴重品やお荷物を肌身離さぬようお気を付けください。ミャンマーは一般に自動車やバスなどの交通マナーが悪いので、町を歩く際や道路を横断する際には日本と同じ感覚で行動されませんよう、くれぐれもご注意ください。また、ヤンゴン以外ではバイクも多く走っていますので、合わせてご注意ください。しかし、必要な注意を怠らなければ、ミャンマーは安心してご旅行いただける国です。

なお、地域によっては、政府軍と反政府組織との内戦等により、治安が悪化、あるいは渡航ができない場合がございます。当ホームページでも、随時、情報をお伝えしていきますが、渡航前に外務省の海外安全ホームページで最新の状況をご確認いただくようお願いいたします。合わせて、ご旅行時の備えとして、必ず渡航前に海外旅行保険にお申し込みいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

ミャンマーは仏教徒が多く、生活の中にも仏教の教えに根付いた文化や習慣が数多くあります。そのため、寺院や僧院、パゴダを訪れる際には肌の露出を控える、下足や靴下等を脱いで参拝するなどのマナーをお守りいただきますようご理解ください。また、僧侶や尼僧は人々の敬意の対象となりますので、礼を失することがないようにご注意ください。

衛生面の注意点

ミャンマーの衛生状況は必ずしも良好とはいえません。ヤンゴン市内のレストランやホテル併設のレストランであれば問題ないと思われますが、一般の人が利用するローカルの食堂や屋台、地方の飲食店などでは衛生処理が十分でない場合があります。ご不安な場合は無理をせず、火の通っているものを召し上がるようにしてください。ミャンマー国内では生水、水道水はお飲みになれませんので、市販のペットボトル入りの飲料水をご利用ください。飲料水はどこでも安価で手に入ります。また、飲み物に入っている氷を水道水で作っている場合がありますので、事前にご確認いただくと安全です。

ミャンマー料理は、油を多く使用するため、胃もたれの症状を訴える方がいらっしゃいます。基本的に火を使って煮込むものがほとんどなので、食べ物に当たることは少ないのですが、油が苦手な方は日本から胃腸薬等をお持ちいただくことをお勧めします。また、ミャンマー料理ばかり召し上がると胃腸に負担がかかりますので、時折、油の少ないシャン料理やさっぱりした麺料理なども召し上がっていただくとより良いでしょう。