ヤンゴンから行けるビーチ

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。

「ヤンゴンって海に面してるの?」「海が近いんでしょ?」
ヤンゴン住まいですと、日本の方からよく聞かれます。

はっきり言いますと、まずヤンゴン市街には海がありません。
厳密には、ヤンゴン管区は海に面している地域があるのですが、意外にもヤンゴン市街は海から、けっこう遠いのです。

当ホームページでも、ところどころビーチの記事を入れさせていただいております。
ただ、通常の観光ルートではあまり訪れる機会がないので、
いまだ知る人ぞ知る、といった感じになってしまうのがどうにも残念です。

ミャンマーのビーチ、実はなかなかいいんですが、知名度という点ではまだまだです。。。
だからこそ、ぜひ多くの人に知っていただきたい。
そこで、今回はそんなミャンマーのビーチをご紹介したいと思います。

有名なのは、なんといってもヤカイン州のンガパリビーチ。
高級リゾートとして広く知られ、アジアを代表するビーチのひとつに数えられるほどの名所です。
こちらはヤンゴン~サンドウェ間を飛行機で移動します。

しかし、今回はこの有名どころを避けて、ヤンゴンから行ける手近なビーチをご紹介したいと思います!

 

1. ングウェサウン

ングウェサウンとチャウンターは、エーヤワディー管区の主都パテインを経由して、陸路で訪れます。
途中までは同じルートなので、距離的・時間的にはだいたい同じぐらいです。
パテインを過ぎると、どちらもしばらく山道を走り、海に辿り着きます。

ングウェサウンはチャウンターに比べると、町の規模は小さく、どちらかというと村のような、素朴な雰囲気です。
町のメインの通りには、レストランやお土産屋さんも多く、あまり不便な感じはしません。

肝心のビーチですが、ングウェサウンのビーチはとにかく長いのです。
15kmともいわれる長大なビーチは、砂が白くてきれいです。
チャウンターに比べると人が少なく、十分にリゾートとして楽しむことができます。
静かな環境でのんびり過ごすには、うってつけの場所と言えると思います。

滞在の合間には町にも繰り出してみましょう。
町のレストランでは中華風・洋風のものも含め様々な料理が楽しめます。
ぷりぷりのエビをはじめ、新鮮なシーフードに舌鼓を打ってください。
ヤカイン風の料理はスパイシーですが、やみつきになるおいしさです。
辛い物好きな方はぜひトライしてみてください。

ローカル客が少ないため、全体的にチャウンターよりもお高い感じではありますが、落ち着ける穴場のビーチとして、気軽に行けるリゾートとしてオススメできる場所です。

 

2. チャウンター

ヤンゴンの人たちにとってビーチといえば、なんといってもチャウンター。
川はあっても海がない、内陸のヤンゴンに住む人びとにとって、海は憧れ。
ヤンゴンからもっとも近いビーチとして知られ、定番中の定番となっています。

チャウンターはややローカル向けで、人の多い海水浴場といった感じです。
いつも賑やかで、お祭りのような雰囲気がいかにもミャンマー的ですね。

ングウェサウンに比べるとチャウンターは町としても大きめで、活気があります。
お店が多くて、いろいろな物が揃うので、滞留するには便利そうです。
海沿いの大通りを抜けると、屋台や食堂、お土産屋さんが軒を連ね、お祭りの夜店でも眺めているような、懐かしさを誘う雰囲気です。

ングウェサウンよりも庶民的で、リーズナブルにシーフードを楽しめるのも、魅力のひとつ。
ミャンマー料理というと川魚が中心ですが、シーフードをミャンマー風に調理してくれるのもおもしろいです。
海から水揚げされた魚介類を目の前で調理してくれるお店もあり、視覚的にも、そしてもちろんお腹も満たしてくれます。

ビーチとしては、やはりどうしても人が多いのですが、遠浅で海水浴を楽しむには良い環境と言えます。
また、あまり知られていませんが、ボートで周辺の島を訪れることもできます。

外国人観光客は少ないのですが、実際に訪れてみると、ミャンマーの人たちに愛されているのもわかる気がします。
肩肘張らずに、気楽に楽しめるチャウンタービーチでした。

ミャンマー旅行で、もし観光地巡りに疲れたら、あるいは時間が余ってしまったら、これらのビーチを訪れるのは、なかなか良い選択肢だと思います。
波の音を聞きながら、すてきなリラックスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。